【別府競輪(モーニング)FⅡ】佐藤康恭が会心の逃げ切りで通算200勝「回した感じも良かった」
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
2日目1Rは鐘3半から叩いた佐藤康恭がそのまま押し切って、通算200勝を達成した。ラインを組んだ2着の小田桐義継には、3月和歌山の2日目にズブリと差されて4着まで沈んでいたが「きょうは押し切れましたね」とはにかんで見せた。
記念の白星を会心の逃げ切りでつかんだ。鐘3半4番手から篠田樹を一気に叩いてHSを奪取すると、そのまま好ペースを保ち続けた。「(単騎で3番手の)平川君の位置を少しこだわってしまった。すんなり引けばよかった」と中途半端になった組み立てを反省したが、「篠田君がずっと流していたし、余裕を持って出て行けた」と、態勢を立て直してからは納得の仕掛けができた。「回した感じが良かったし、最後まで踏めました」
今期は71.37点(前検日時点)。出走本数も早々とクリアし、3期目リセットが濃厚な状況だ。最終日は上々な足取りで連勝ゴールを狙う。▼4Rは、年齢が一回り以上も違う合地、楠本が相手でもひるむことなく自力勝負。4―2―356。
▼5R(中井修)2日目は混戦をひと捲りしての圧勝に「展開が向いたね」とさらり。ここも野見の後ろを東日本勢に主張されて自分で「柔軟に」やることにした原が好位追い上げを狙えば、再び混戦に。3―2―147。
▼6R(北野佑汰)前期が65.43点だけに、今期は何としても70点を取って3期目突入を避けたい。土居の番手から抜け出して1―2=457。
