【佐世保競輪(モーニング)FⅡ】「朝イチ対策をしてよかった」準備万端整う林昴が開幕戦を逃げ切りで制す
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
8時30分に号砲が鳴った1Rを制したのは、ペース先行で粘り込んだ林昴だった。2分戦で山崎光展がイン粘りを仕掛けてきたが、「それは想定内だったし、コーナーの入り口で踏まないで出口で踏んだ」と、後ろの仲松勝太、爲田学と練った作戦通りにペースアップ。仲松は山崎に競り勝ったものの、中石昌芳に追い上げを食らってライン独占は果たせなかったが、「自分の役割は果たせました」と逃げ切り勝利にほほえんだ。
モーニング開催への準備も功を奏した。「1Rになるかもと思っていたし、朝イチ対策をしてきてよかった。朝の4時50分に起きたけど大丈夫でした」。準決は一転して最終7R。体の状態をより高めて大本命の安藤に挑む。
▼2R(吉川裕二)目標がなく厳しいが、失格のマイナス3点で「尻に火が付いている」なら攻めるしかない。2―3=457。
▼6R(南儀拓海)佐世保は地元の富山バンクに似た形状のようで「走りやすい」。捲りタイプの村上、自在型の竹元が相手ならマイペース先行で逃げ粘れるかも。2=7―15、5―12―12。