競輪

【西武園競輪・GⅢ開設記念】眞杉匠が4度目のGⅢ優勝 地元埼玉5車連係を撃破

西武園記念を制し賞金ボードを掲げる眞杉匠

 西武園競輪のGⅢ「令和6年能登半島地震復興支援 大阪・関西万博協賛 開設74周年記念ゴールド・ウイング賞」は最終日の23日、12Rで決勝戦が行われ、終HSを8番手で回った眞杉匠(25)=栃木・SS・113期=が3角から大外を踏み上げ、直線抜け出して優勝した。眞杉のGⅢ優勝は昨年5月の宇都宮記念以来4度目。西武園では同8月のGⅠオールスターに続く連覇となった。2着は6番手から鋭く捲った深谷知広。地元勢は平原康多の3着が精いっぱいだった。

 

■ヒーロー

 必勝を期して臨んだ地元勢の思惑を眞杉が粉砕した。「地元勢が厚かったんですが、勝つことができました!」と、してやったりの表情。埼玉5車の後ろ攻めは意外だったが、「ドカンと行って番手発進でしょう。6、7番手で並走してもしょうがない。深谷さんより先に踏んだら浮いてしまうんでワンテンポ待って、車間を開けながら詰める勢いで行きましたね」と、落ち着き払った仕掛けを見せた。

 「だいぶ遠回りになったけど届いて良かった。良くなってくると落車でケガ。その繰り返しで、一時はどうなっちゃうんだろうと…」と、決して順風だったわけではない。今年初戦の岐阜GⅠ全日本選抜(❾①⑦⑥)、取手GⅡウィナーズカップ(❸❶落欠)と続いた悪い流れを断ち切る大きな優勝だった。

 「新車も日に日に良くなってきて、ダービーにも自信を持って行ける。優勝できるように頑張ります」。落車禍を乗り越え、GⅢ優勝の手土産を引っ提げて、30日からのいわき平ダービーに挑む。

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