小倉競輪場
テレQ杯 
決勝は全員バック数ゼロの乱戦 シリーズリーダーの村上博幸が底力で強襲Vだ
小倉競輪のナイターFⅠは5日、S級準決3番をメインに展開した。まず最初の10Rは井上昌己が番手抜け出し。高橋和也の後位追走から、山根慶太の捲りを止めて追い込んだ。次の11Rは、BS手前から自力を発動した吉本卓仁が1着。晝田宗一郎に阿部英斗が叩かれたと見切ると、4番手に切り替えて自分で捲った。ラストの12Rは、展開を生かした渡部哲男が直線一気。任せた外田心斗が先制に成功すると、渡部は2角入り口で岡崎智哉の突進を食い止めて終4角からジワリと抜け出した。6日は最終日で、11RのA級決勝は中団で脚をためる中川勝貴の単騎突き抜けに期待。ハイライトのS級12R決勝は村上博幸を本命視。近畿一人ぼっちでの自在戦だが、岡崎智哉が追加で参戦するまでは「自力もあるかなと思っていた」と準備はしていた。中団を立ち回りながら、最後は内外のコースを問わない強襲劇でシリーズリーダーの威厳を保つ。