ボートレース

【福岡ボート・PGⅠレディースC】水面攻略の鍵を握るのは「乗り心地の良さ」

<本紙評論家・松田雅文の「気分は7号艇」>
 夏の女王を決める一戦がいよいよ始まりました。初日は風もなくまずまずの水面。全国の中でも特に難水面の福岡ですが、選手たちもしっかりとしたレースを披露していました。ただ、今節で注意してほしいのが潮回りの悪さ。今節は大半を潮の高い時間帯でレースをすることになります。このときはうねりが出やすく思い切った走りがしにくいです。そんな時に重要なのが乗り心地の良さ。福岡の水面を攻略するのに不可欠な要素となります。

 エンジンの良しあしも乗り心地を大きく左右します。気温と湿度がともに高いこの時期は、回転が上がりにくくなるため、選手はとにかく上げようとします。ただ、上げ過ぎると今度は「空回り」が発生し、これが乗りにくさにもつながります。これがいいエンジンだと起きにくく、波にも負けません。それだけに素性のいいエンジンは要注目です。初日で言えば、土屋千明さんは実戦足がいいですね。平高奈菜さんに今井裕梨さんも良く見えました。ドリーム組では三浦さんの舟の向きの良さが目立ちました。

 さて、2日目の12Rですが、ここはインの渡邉優美さんの逃げから狙います。平山智加さんの差しも互角の勝負で内2人の両立1=2―43が本線。ターン回りが悪くなさそうだった實森美祐さんの3着づけで1―全―6が狙い目です。(本紙評論家)

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