【福岡ボート・PGⅠレディースC】落ち着きが遠藤エミさんの強さの源
<本紙評論家・松田雅文の「気分は7号艇」>
準優3個レースが争われました。1号艇トリオは、11Rの淺田千亜希さんこそ敗退しましたが、10Rの渡邉優美さん、12Rの遠藤エミさんは順当にイン逃げで1着通過でした。
さすがだなと思ったのは遠藤さんです。5号艇の土屋千明さんがいい勢いでまくってきたので、どう対処するのだろうと見守っていたら、全く動じることなく、ターンマークだけを見て回りました。この落ち着きが強さの一端であるのは間違いありません。
優勝戦はその遠藤さんと、6号艇の細川裕子さんが機力上位。軸は遠藤さんで動きません。準優のように普段通りのレースをすれば逃げ切れる公算は相当に大きいです。
相手筆頭は渡邉さん。Fを切ったばかりでSは慎重にならざるを得ませんが、2コースから続く分には問題ないとみます。次いで3コース櫻本あゆみさんと、今や女子有数の旋回力の浜田亜里沙さん。1-2=3、1-2-54。
狙い目は細川さん。アウトを苦にしないうまさがあります。1-全-6と3着づけで狙います。(本紙評論家)