ボートレース

【びわこボート・GⅡ秩父宮妃記念杯】地元・滋賀支部勢/深井利寿と遠藤エミの師弟を中心に5人体制で迎撃/10月15日開幕

 5人が参戦する滋賀勢は、深井利寿と遠藤エミの師弟コンビが先頭に立って支部全員をもり立てる。

 深井は何といっても今年のGⅠびわこ周年「びわこ大賞」のチャンピオン。抜群のパワーを存分に生かして予選トップ通過を果たすと、その勢いのまま12年ぶりのGⅠ制覇まで駆け抜けた。9月17日のその優勝からわずか1カ月。歓喜も冷めやらぬ中、今度は地元の伝統のGⅡタイトルに照準を合わせる。

 弟子の遠藤は、史上初の女子のSGウイナー。2022年3月、大村のクラシックで偉業を達成した。ボートレース界の歴史を動かしたその活躍は、昨年のボートレースCMシリーズのエピソードの題材にもなったほどだ。今年は8月にレディースチャンピオン(福岡)で大会連覇。22年以来の再度のグランプリ入りも見える今年、地元のGⅡ戦で賞金の上積みを図る。

 中村有裕もSGウイナー。06年、桐生のメモリアルを制した。ボートレース草創期以来、長らくSG覇者がいなかった滋賀支部勢の悲願をようやく達成。その後に守田俊介、馬場貴也、遠藤エミが続き、今や強豪支部の一角となった現在の滋賀支部のポジションはその時に始まったと言っても過言ではない。今期(5月〜)の足取りは上々で、A1復帰が狙えるペース。今節出場選手中、最多の10Vを誇る地元びわこで勝率をさらに伸ばす。

 川島圭司も地元では好走の連続。通算優出80回のうち22回がびわこと、4分の1以上は地元で稼いだ数字だ。直近も、8月のお盆シリーズ(4着)、9月の一般戦(4着)と地元連続優出中。この大会にあっせんされるのは第54回大会以来と久々。その間に積んだ経験値も生かしながら大暴れを披露する。

 地元滋賀勢の最若手が25歳の澤田尚也だ。次期エース候補は、今年のVこそまだないが、9月の桐生ヤングダービーでGⅠ初優出(5着)。今期(5〜10月)の勝率は自己最高ペースで、一流の証しである初の7点台が有望など、ぐんぐんと地力を増している。前回の67回大会は岡山の若手・藤原啓史朗が特別戦初Vを達成。今年は地元の若手が特別戦初制覇へと突き進む。

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