【下関ボート(ナイター)SGチャレンジC】ボーダー以下選手のS勝負に注目
<本紙評論家・松田雅文の「気分は7号艇」>
年末のグランプリ、クイーンズクライマックスを懸けた戦いもいよいよ大詰めです。SGの中でも選手にとって、またファンにとっても一番楽しみな大会だと思います。
グランプリ出場へ最後の勝負なだけに激戦は必至ですが、そのGPは6位で出場できるかどうかで、その違いはたいへん大きなものになります。当落線上の選手は間違いなく必死でしょう。そんな状況だと、F持ちでも行きたくなるのが選手心理。今月は期初めと重なることもあってSは慎重になりがちですが、そういう意味ではボーダー以下の選手がS勝負を仕掛けるチャンスでもあります。〝勝負駆け〟の選手は要注目です。
今大会はエンジン、ボートがSG、GⅡで振り分けられています。そのため、2連対率の低い女子の方がエンジン差が出ます。「乗りやすい」とコメントをしている選手が狙い目です。一方、男子は上位機を使うのでそこまで大きな機力差は出ないと思います。
さて、初日12Rのドリーム戦ですが、6人とも水準以上のエンジンを引いています。ここは枠番有利な馬場君が逃げるとみます。相手には機力に手応えを得ている峰君を指名。1―3=2、1―3―45が本線です。狙いは抜群のエンジンを手にした池田君の浮上。コースは遠いですがさばきを買って1―6―全。