ボートレース

【とこなめボート・PGⅠBBCトーナメント】選手の個性がより引き出される大会方式


【本紙評論家・松田雅文の「気分は7号艇」】
 とこなめのレース場は海水のレース場ですが、前検日か前検日の前日に潮が引いた段階で水門を閉めます。九州の海水のレース場は潮の干満で同じ一日でも表情を変えますが、とこなめは海水のレース場でも常に潮が引いた状態でレースをするのでスピードのあるレースが見られるのが特徴です。

 今大会は4日間の短期決戦で3着までが勝ち上がるという独特の方式。機力はもちろんですが、進入やスタートなどの〝一芸〟で勝敗が付くのも面白さの一つでしょう。私が現役の時にこんなレースはありませんでしたが、おそらく初戦から一発勝負に出てくるタイプと3着までに堅く入ることを目指すタイプが出てくるでしょう。私は性格的に一発勝負に出るでしょうが(笑)。私らの年代の個性が強いメンバーばかりでこの大会をやったら、それはそれで面白かっただろうなと思ったりもします。とにかく性格面を含めた選手の個性が出るので、そこも見どころですね。

 トーナメント1回戦は基本的には選考順位で1号艇を手にした8人が中心でしょう。ただ、その〝個性〟で穴が出そうなレースを絞ると、6Rの地元で地の利がある上に気合も入っている平本君のまくり差し、4―1=全が面白そう。勝負強さと道中競りのうまさで7Rの深谷君、10Rの上平君の2着づけ。7Rなら13―4―全、10Rなら14―5―全を狙ってみたいですね。
 

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena