【とこなめボート・PGⅠBBCトーナメント】運も実力も茅原君
【本紙評論家・松田雅文の「気分は7号艇」】
決勝戦に進出したメンバーを見てみると、機力的には白井君、寺田君、上條君が優勢でしょう。ほとんどの選手が後半の時間帯でレースをしているので、調整は大幅には変えてこないでしょう。超抜の伸びを誇った菅君がいなくなったことで、菅君対策の調整をしなくていいのも重要なポイント。こうなると、インが有利になるのは間違いありません。
決勝に上がるまでは選出順位が大事ですが、決勝にまで進んでしまえば抽選運が物をいいます。そこでどうなるかと見ていたら、ここまで全て1号艇の茅原君が最後も1号艇。この大会で1回戦から全て1号艇の選手が、最後も1号艇を引くのは初めてのこと。運も実力のうちといいますが、実力も半端ない茅原君が1号艇ならどうしようもありません。
対照的に前田君は2号艇となりましたが、内枠だからいいとは言えません。前田君の平凡な機力では3号艇以下の方がチャンスはあったはず。2号艇では逆に苦しくなると考えます。そこで、本命は茅原君ですが、対抗は白井君で白井君は伸びを生かしてのまくり策とみます。となると残りの印は白井君の外の馬場君と上條君で、前田君は無印にせざるを得ません。本線は1―3=45で、穴は寺田君の2着づけ1―6―全でしょう。