【浜名湖ボート・PGⅠスピードクイーンメモリアル】〝統一女王〟の遠藤エミ/浜田亜理沙は5場で最速/三浦永理ら地元5人も闘志満々/総展望/2月19日開幕
<総展望>
大会の選出方式は独特だが、勝ち上がり方式はオーソドックス。強豪たちが普段通りに強さを見せることになりそうだ。
■出場メンバー一覧表
■スピードクイーンメモリアルって? 大会概要Q&A
■遠藤エミが今年も統一女王へ

V筆頭格は昨年の〝統一女王〟遠藤エミ。夏(レディースチャンピオン=LC)と冬(クイーンズクライマックス=QC)のプレミアムGⅠを一年で両方制したのは史上初。ボートレース界初の女子のSG覇者が、新たな偉業を成し遂げた。今回Vなら女子プレミアムGⅠは3連続Vで、今年も年間完全制覇への楽しみが始まる。
■スピード満点の浜田亜理沙、西橋奈未

対抗格は、選考期間内に快タイムを連発した浜田亜理沙。5場で最速タイムをマークした。2023年末のQCでGⅠ初制覇。そのVで昨年3月にSG初出場を果たすと、5月、10月のSGにも出場。今やトップ戦線の一角にも名を連ねる女子の第一人者が、初代女王を目指す。

スピードというキーワードなら西橋奈未の名前も欠かせない。昨年はSGを2大会経験し、年末にはQCに初出場。GⅠ制覇はもう時間の問題だ。
既にGⅠタイトルを持つ平山智加、平高奈菜、田口節子、小野生奈、川野芽唯らは高い戦歴を盾に初代覇者へと名乗り。タイトルは持たないがGⅡ以上で計13優出の細川裕子も、そろそろ初Vの期待感がある。
■闘志満々の地元5人衆
そして、慣れ親しんだ水面での晴れ舞台に燃えるのが地元・静岡支部の5人。

大将格は三浦永理。昨年末のQCでは優出3着で、25年前期(1~6月)適用勝率は女子1位。持ち前の高い技術はさらにレベルアップした。

三浦と同期の長嶋万記がともに主力を形成。実力がありながら不思議とタイトルに無縁だったが、23年にGⅡを2大会制覇。次の照準はもちろんGⅠ。地元で悲願達成を狙う。
この2人と同様、タイムで出場権を手にしたのが山下友貴と刑部亜里紗。山下は的確なハンドルワークに定評。刑部は出場者の中で最もキャリアが浅いが、戦力の充実が著しく、先輩全員を下す可能性も十分。

成長度なら川井萌もかなりのものだ。昨年初Vで1月からは初のA1昇格。直前の東海地区選でGⅠ初1着を挙げた勢いで、GⅠ初Vに挑む。