【浜名湖ボート・PGⅠスピードクイーンメモリアル】山川美由紀 準優5号艇での勝利に「自分でもびっくり」/50代が3人優出

50代の3人が優出した。山川美由紀(58)=香川・57期、岩崎芳美(52)=徳島・71期、海野ゆかり(51)=広島・71期=で、中でも山川は準優5号艇での1着通過。「自分でもびっくりしちゃった」。決して簡単ではない結果を導き出し、満面の笑みで引き揚げてきた。
「1Mの展開が良かったです」。2、3コースが握り合ってスロー勢の3人はもつれたため、恵まれた部分を強調したが、その展開を逃さずに突くことができたのは、トップS(コンマ15)を決めていたからこそ。「スタートはばっちりだと思って、しっかり通過できた」。風に悩まされてタイミングを逸する選手が多かった中、ベテランの経験値がさえを見せた。
「スピードクイーン? 私はスピードはないけど、何とかなるんだなと思いました」。周りの後輩たちからは「さすがでした」とたたえる声が飛び、同じく優出した海野も「山川先輩、すごい。これだからボートレースは面白いんだなと思った」。
今節最年長が、優勝戦でもこの競技の魅力を目いっぱい体現する。