ボートレース

【浜名湖ボート・PGⅠスピードクイーンメモリアル】平高奈菜「3回も負けたら〝鉄の女〟の私でも立ち直れない」/〝連敗〟止めてホッ

クリスタルのトロフィーを手にファンの祝福に応える平高奈菜

■ヒロイン
 壊れそうなハートを自らの手で守ってみせた。GⅠ優勝戦の1号艇で2連敗中だった平高奈菜が、その悪夢に終止符。

 「さすがに負けるのが3回目ともなると、いくら〝鉄の女〟(の私)でも立ち直れる自信がなかった。今回だけは取りたかった。ホッとしています」

 しかも、GⅠ初Vだった2020年末のクイーンズクライマックスと同じ浜名湖。「新型コロナ禍だったあの時は無観客でさみしかったけど、今回の表彰式は泣けるかもと思うぐらいうれしかった。実際には泣けなかったですけど」。簡単には泣かない鉄の女の本領でオチをつけて、にっこり笑った。

 過去にF2が5度、F3が1度。F禍に苦しんだ経験が、スタートの判断を誤らせなかった。「(加速しすぎないよう)ずっと体を起こしていた。(正常なゾーンに)入ってよかった」。タイミングは、難なく主導権が握れるコンマ09。

 あとは「風が強いし、ターンマークを外さないようにとだけ思っていた」。2コースは意表のツケマイ策だったが、「その時は気付かなかった」。それほどの集中力なら、他艇に付け入る隙があるわけがなかった。

 気まぐれなエンジンとも最後は好タッグを形成。「今までに経験がないぐらい、出足と伸びが極端に変わるエンジンだったけど、4日目ぐらいからバランスが取れてきた」。その機力も危なげない勝ちっぷりをアシストした。

 A2に陥落した昨年はSG出場ゼロ。しかし今年は今のところ、5月オールスター、7月オーシャンカップに出場の可能性。「SG戦線に戻れるものなら戻りたい。ただ、まだ準備不足なので、本調子に戻したい」

 新たな称号を得て、トップ戦線への貪欲さも再燃。度胸の一撃がSGで見られる瞬間が待ち遠しい。(深堀慎一郎)

両手でガッツポーズでVを喜ぶ平高奈菜

■プロフィル
 ◆平高奈菜(ひらたか・なな)1987年7月7日生まれ。愛媛県松山市出身。松山北高卒業。2007年5月、まるがめでデビューの100期。10年9月に津で初V。SGは11年5月、尼崎オールスターで初出場し、22年5月の宮島オールスターで初優出(6着)。GⅠは20年の浜名湖クイーンズクライマックスで初V。一般戦も含めた通算は150優出35V。年間タイトルは最優秀新人(10年)、優秀女子(20年)。159センチ、47キロ、B型。

■リード
■川井萌 地元から唯一優出も転覆
■戦い終わって(2着以下コメント)
■優勝戦VTR 山川美由紀が冷静に2着を確保
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