【ボートレース津・SGダービー】「しゃべるの苦手」な地元の新田雄史が、選手代表あいさつでひと演出を盛り込む

1R前にあったオープニングセレモニーの選手代表あいさつは、異例の展開になった。
地元三重支部から唯一出場の新田雄史(40)=96期・A1=が、地元選手として当然ながらその役回りだったのだが、紹介を受けてステージ中央のマイクに立つと一言。「人前でしゃべるのは苦手なので、ボートレース界で一番、人気のある選手に代打をお願いしました。出てきてもらいます」
すると「オレか?」と出てきたのは西山貴浩(38)=福岡・97期・A1。「いや違う違う」と新田は慌てながら、「男子では確かにそうだけど、女子で一番人気の守屋さんにお願いしています」。
そして笑顔で出てきた守屋美穂(36)=岡山・101期・A1=だったが、メモを持つ手は震え気味。感極まって何度か言葉にも詰まったド緊張のあいさつだったが、最後に「選手代表、新田雄史」と締めて会場中の笑いを誘う余裕も見せた。
横で見守った新田は締めくくりに「ということで一節間、52選手で頑張っていきます」。しゃべりが苦手と言いながら、西山のボケにもきっちりツッコむなど絶妙の進行。20年ぶりにダービーを開催する津ボートは、レース開始前から大いに盛り上がった。
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