ボートレース

【三国ボート・SGチャレンジカップ】片岡雅裕 「絶対優勝」強い意欲でつかんだ2年連続GP切符

 ■ヒーロー
 今度は自力でつかんでみせた。片岡雅裕が堂々のイン逃げで2度目のSG制覇。6号艇で臨んだ昨夏のメモリアルはF艇が離脱したことによる「恵まれ」の決まり手だったが、危なげない文句なしの完勝劇。ただ、初の1号艇の重圧は相当だったようで「平常心じゃなかったので、ホッとしています」。やっと頰を緩めた。

 そもそも、勝つまではホッとする暇もない状況だった。2年連続のグランプリ出場には今大会の優勝が条件。「絶対に優勝するぞと思ってここに来た。予選の1着でもホッとできなかった」

 予選最後の6号艇で2着まで浮上したのも、それだけ気を引き締めていたからこそ。予選は2位で準優は1着通過。トップだった今垣光太郎が2着に敗れて優勝戦1号艇が決まると「おなかが痛くなるような不思議な感覚だったけど、絶対勝つと気持ちを入れた」。そして最終日も「絶対に勝つと一日ずっと言い聞かせていた」。強い精神力で重圧に打ち勝った。

 2年連続のグランプリ。住之江で開催の今年は1stからの出場で初戦は2号艇と決まった。7年前に住之江で優勝した枠番とあって「いいイメージを持っていきます」とここでも強く自己暗示。そして「また気合を入れて、賞金王を目指して頑張ります」。現・賞金王はプライベートでも親交の深い峰竜太だが、もちろん容赦はない。昨年のファイナルでは全くいいところがなかったグランプリ。仲良しの最強レーサーを打ち破って雪辱を果たす。

優勝戦の1周2Mを先頭で回る片岡雅裕​​​​​​

■プロフィル
 ◆片岡雅裕(かたおか・まさひろ)1986年2月11日生まれ。高知県黒潮町出身。中村高卒業。2007年11月デビューの101期。10年3月にまるがめで初Vを挙げ、17年7月にびわこ周年でGⅠ初V。22年8月、浜名湖のメモリアルでSG初制覇を果たし、グランプリにも初めて出場した。通算142優出30V。うちSGは6優出2V、GⅠは17優出1V。155センチ、54キロ、AB型。

<関連記事>
・ヒロイン長嶋万記の記事はこちら
・リードはこちら

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena