ボートレース

【びわこボート・GⅡレディースオールスター】A1級5人の福岡勢が強力/九州・山口勢/20日開幕

 20日に開幕する、びわこボート(滋賀県)のGⅡ「第8回レディースオールスター」には、旧西スポの発行エリアの九州・山口からは全4支部から出場。当初の12人から内山七海(福岡)がけがで欠場とはなったが、それでも11人の大所帯。随一の強豪地区として戦線をリードする。

 中でもその大多数を占めるのが8人エントリーの福岡支部。さらに言えば、そのうち5人がA1級というのは今大会最多人数。紛れもなく実力者ぞろいの強力布陣だ。

4433川野 芽唯/福岡

 昨年の戦歴で一歩優勢なのが、大会4度目の出場で初めてドリームに名前を連ねた渡邉優美と、7度目の出場の常連・川野芽唯。ともに昨年末のクイーンズクライマックスに出場し、川野はファイナルまで進出(4着)。「詰めの甘い一年だった」と総括した一方で、最後の大一番でしぶといところを見せた。

4590渡邉 優美/福岡

 渡邉はファイナル進出こそならずに順位決定戦回りだったが、その一戦を5コースまくりで制する圧巻のレースを披露。オールスター(5月、福岡県・芦屋)でのSG初出場に、10月にはダービー(愛知県・蒲郡)にも出場と、実りある一年を上々の形で終えた。ともに年末の大一番への出場は今年も当然の目標。序盤から稼げれば早々と道筋がつく。びわこではともにV経験もある実績水面だ。

4556小野 生奈/福岡

 昨年に産休から復帰のコンビ、小野生奈とA2の竹井奈美は、産休前と変わらぬ強さには恐れ入る。大会歴代覇者でもある小野は1月からの適用勝率が7点台で順当にA1復帰。びわこでは2度の優勝歴があり、「大好き」な水面。

4556竹井 奈美/福岡

 竹井は出走回数不足でA1復帰こそならなかったが、こちらも適用勝率は7点台で、今期(昨年11月~)は7点台後半という猛烈なペースで稼ぎまくっている。ともに思い切りの良い随一の攻撃力は健在。力任せにねじ伏せるレースを見せてくれそうだ。

3188日高 逸子/福岡

 日高逸子は昨年11月末の大けがを乗り越えた。肺や顔などを痛め、年内は療養。しかし1月中旬にはもう復帰と、回復力の早さもまさにグレート。ファンを大切にする九州きっての人気者が、選出への感謝の気持ちも込めて、2度のV実績がある水面で奮闘を見せる。

4347魚谷 香織/福岡

 残る一人のA1が魚谷香織。センター、アウトを苦にしないコース不問の攻撃力はびわこ水面にマッチ。びわこは初Vを挙げた思い出の水面でもある。テレビ出演経験も豊富で高い人気を誇るが、過去には産休などもあって大会出場は3度目と意外にも少ない。過去2度の出場はいずれも予選敗退。今回こそだ。

 野田部宏子は1月に初のA級昇格。無類のスタート度胸が何よりの持ち味で、前期(昨年5~10月)がF2だったが、今期(昨年11月~)も既にF持ち。それでも、初めてつかんだ晴れ舞台とあれば簡単には引き下がれない。

 福岡勢の残る1人はB1級の神里琴音。今大会唯一のティーンエージャー。まだ優出経験もないが勝率は期ごとにアップ。師匠・渡邉優美との同時参戦で、さらに飛躍を遂げるシリーズになる可能性は大いにある。

 ほか3支部からは1人ずつが参戦。

4045佐々木 裕美/山口

 山口支部は佐々木裕美。ずっと高い人気を誇り7年連続7度目の出場。ただ予選突破が一度もなく、昨年は白星発進ながら3日目に無念の負傷帰郷。随一の旋回力で、今回こそベスト18に名乗りを上げる。

4938小芦 るり華/佐賀

 佐賀支部は小芦るり華。昨年は初VやGⅠ初の予選突破など一回り成長した一年。4年連続4度目の出場の今回は、抜群の調整力と速攻力を存分に発揮して、優出までチャレンジしたい。

5195北村 寧々/長崎

 ボートレース発祥の地の長崎支部からは北村寧々が昨年に続いて2度目の出場。昨年は最終日の3着が最高成績。神里と同様、優出経験もないが、期ごとに勝率を伸ばしているのも神里と同様。今回は予選のうちに舟券に絡んで大いにアピールする。

【リンク】びわこレディースオールスター 西スポ特設サイトはこちら
【リンク】小野生奈インタビューはこちら
【リンク】竹井奈美インタビューはこちら

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