【鳴門ボート・PGⅠマスターズC】「賞味期限切れ」「おじいちゃん頑張る」/年齢自虐ネタで場内活況
レースの開幕に先立ち、初日1Rの前には恒例のオープニングセレモニーが場内のホールで開かれた。女子戦のような仮装や派手なパフォーマンスはなくても、ステージ慣れしたベテランばかり。ウイットに富んだ言葉選びのセンスで、会場を盛り上げた。
多かったのが、大会趣旨に沿った年齢ネタ。「普段は左手に老眼鏡」と三嶌誠司が言えば、三角哲男は「賞味期限は過ぎているけど」、そして江口晃生は「おじいちゃん頑張ります」。いずれも水面に出れば年齢を全く感じさせない強さなのは誰もが知るだけに、自虐コメントとのギャップが自然と笑いを誘った。
大会デビューの45歳、重成一人は「若い“ふり”して頑張ります」。世間的には若くなくても、大会内では最若手であることを短い言葉でぴたりと表現。頭の回転の良さは何歳になっても変わらない。
守田俊介はGⅠ以上の出走は昨年6月のSGグランドチャンピオン以来とあって、ドリームインタビューではユニークなコメント。「下道をゆっくり走っていました」。記念ロードという高速道路ではなかったという意味だが、今期(昨年11月~)勝率は破格の8.32。久々の晴れ舞台でも大いに楽しみだ。