定番めしからスイーツまで「うまグルメ」の宝庫【九州うま旅(4)佐賀競馬・飲食編】
佐賀競馬場(佐賀県鳥栖市)は食堂、カフェ、売店などバラエティー豊かな店舗がそろう「推しうまグルメ」の宝庫。数え上げればきりがないが、今回はその一部を紹介する。
老舗「のだ屋」が提供するオリジナル麺
入場口からスタンド前を右手に進むと食堂街が見えてくる。最初の2店舗のうちの一つが1972(昭和47)年創業の「のだ屋」だ。カレーライス、ちゃんぽんなどの豊富な定番メニューの中でひときわ異彩を放つのが「イケ麺」(700円)。10年ほど前から始めたオリジナルの一品で、3種をブレンドした油で麺を焼き、特製うどんつゆをベースにしたスープでいただく。麺から溶け出す油がスープとマッチし、独特のコクを生み出している。キクラゲ、エノキのヘルシートッピングもうれしい。
がっつり派には、甘辛いたれに漬けこまないお店自慢のチャーシューを使用した豚バラ丼もおすすめ。厚切りの肉をカリッとするまで焼き、たれで味付けする。こちらも2年前から提供しているという老舗の新メニュー。
おしゃれとコスパを両立 カフェ「FUJI」
食堂街の奥側に位置する「佐賀競馬FUJI」は2022年5月にオープンしたカフェ。街中にあっても違和感のないおしゃれな内観だが、食堂街のレトロな雰囲気に不思議とマッチしている。


おすすめメニューはLサイズの卵を3個使用するふわふわのオムライス。これで550円というから驚きだ。パリッとしたウインナーソーセージ2本をふわもちのパンで挟んだホットドッグも300円の最強コスパ。スイーツやドリンクも充実しており、人気のメロンクリームソーダなどが300円でテイクアウトもできる。
店舗前では佐賀競馬ファンの作家によるハンドメイドの馬グッズを展示販売する。プレゼントやお土産にお気に入りを見つけたい。また並びの店舗「FUJI+」では場内の写真などが展示されている。同店のX(旧ツイッター)によると、11月2日までは今春デビューの佐賀競馬オフィシャルアイドル「UMATENA」の写真展とのこと。
FUJIは競馬開催日の正午から午後7時まで営業。イベント等で変更もあるので最新情報は同店のSNSで確認を。
youtube http://www.youtube.com/@%E4%BD%90%E8%B3%80%E7%AB%B6%E9%A6%ACFUJI
何でも焼いてくれる店と100年続くアイスキャンデー
佐賀競馬といえば、個性的な売店も忘れてはならない。まずは入場口から直進し、スタンドに入る前にある「丸善(マルゼン)」。串もののイカや餅などはもちろん、パッケージされた商品も焼いてくれるとか。
その反対側にあるのが「八起(やおき)」。こちらでも串などの焼き物を扱っているが、名物はやはり「八起キャンデー」。100年受け継がれる手作りアイスで、取材当日いただいたあずき(130円)は大粒の小豆がごろごろ入って風味豊か。大人も子どももうれしい、財布にも優しい鳥栖定番のデザートだ。
場外で発見 昆虫食自販機
最後に番外編として、場外の隠れた?グルメを。コオロギなどの昆虫食を扱う自動販売機を正門前の道路沿いに発見。一風変わったお土産として試してみてはいかが?
(アクセス情報は第3回をご覧ください)
※情報は2024年9月29日現在です。ご訪問の際は最新情報をご確認ください。
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