【競輪】神山雄一郎氏が日本競輪選手養成所所長に就任へ 瀧澤正光氏は養成所アドバイザーに
競輪を統括するJKAは14日、昨年12月に現役を引退した神山雄一郎氏が2025年4月1日付で日本競輪選手養成所(JIK)所長に就任すると発表した。現所長である瀧澤正光氏は同日付でJIKアドバイザーに就任する。3月4、5日に静岡競輪場で実施予定のJIK卒業記念レース開催期間中に会見を行う予定。
神山氏は就任をうけて「昨年12月に選手を引退させていただきましたが、長年お世話になった競輪界に今後も携わることができるこのようなお話を頂き、大変ありがたいと感じるとともに、身が引き締まる思いです。36年間の現役生活で皆さまから受けましたご恩を、今度は後進の育成という形で、わずかながらでもお返しできればと考えております。新たな挑戦には期待も不安もございますが、ファンの皆さまの期待に応えられる立派な競輪選手を数多く送り出すことができるよう精いっぱい努めてまいります」と話した。
また、瀧澤所長は「在任中は、ファン・関係者の皆さま、数多くの方々のおかげさまをもちまして、競輪選手を育てていくという大切な仕事に、心血を注いでまい進することができました。今後は、養成所のアドバイザーとして後進の育成に携わる縁を頂きました。4月より就任される神山所長がつくり上げていく新しい養成所の力になれるよう、これからも精進してまいります」と感謝の言葉とともに、バトンを渡す神山氏のサポートへ力を込めた。
JKAの木戸寛会長は「瀧澤所長は、現役時代はGⅠ(特別競輪)優勝12回、グランドスラムも達成された名選手であり、その後任に、瀧澤所長と同様に技能品性に優れ、グランドスラマーでありGⅠ優勝16回の輝かしい経歴をお持ちの神山雄一郎氏を迎えることができたのは望外の喜びであり、候補生にとっても大きな励みになると期待しています」と話した。