競輪

【競輪】日本競輪選手養成所の神山雄一郎新所長が就任会見「〝漢字の競輪〟がすべての基本」

 4月から日本競輪選手養成所(静岡県伊豆市)の所長に就任する神山雄一郎氏(56)が4日、会見を行い、選手育成への意気込みなどを語った。同所の127、128期が卒業記念レース初日の静岡競輪場に、瀧澤正光所長とともに登場した。

 まずは昨年12月24日に行った自身の引退会見について触れ、「あれだけの紙面を割いていただき、選手冥利に尽きます」とあいさつ。続けて、「瀧澤所長とは、時間をつくっていただき会話した。自分が競輪選手しかしたことがないので不安があると言うと、『培ってきた経験に勝るものはない。それをバックボーンに頑張ってほしい』と勇気づけられました」。

 すでに同所を視察しており、「未来を担う選手が頑張っているのを見て感銘を受けた。一緒になって頑張っていきたい」。競技ケイリンよりも競輪を重視し、「漢字の『競輪』がすべての基本だと思っている。競輪界を引っ張っていけるような選手を育てたい。車券に貢献する、最後まで諦めない、ファンの皆さんが最後まで車券を握っていられるような選手を育てたい」と抱負を述べた。

 また4月から同所のアドバイザーとなる瀧澤所長は、在任の15年間を「選手OBで初めてこの仕事をいただいた。印象に残っているのは『T教場』をつくって、初めてその出身の三谷竜生選手がGⅠを優勝したとき。自分のことのようにうれしく感じた」と回顧。神山氏が所長に就くことについて、「自分が歩いた道を神山新所長が選んでくれた。心の底から幸せと感じています。すごくうれしい。応援したい」とバックアップを約束していた。 

日本競輪選手養成所の新所長に就く神山雄一郎氏(右)は、瀧澤正光所長とがっちり握手
  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena