【競輪・127、128回生卒業記念レース】尾野翔一が連勝で初日を突破「完全優勝を目指す」
尾野翔一(25)=福岡=が在所1位の底力を見せて、連勝した。これで競走訓練を67走して50勝目。これまで先行、捲りを中心に勝ち星を重ねてきたが、この日は落ち着いて追い込み2本。「もう少し早めに仕掛けたかった」と言いながらも、順当に勝ち上がった。
北九州市門司区の出身で、野球からの転向。山口・早鞆高、四国アイランドリーグの高知ファイティングドッグス、九州アジアリーグの北九州下関フェニックスなどで主に外野手として活躍。だが、「バッティングセンスがなかった」と感じて一念発起。10カ月の練習で一発合格し、「競輪は自分に向いていると思う」と、堂々とした態度だ。
「完全優勝を目指します。強いだけでなく、アマチュアの選手などの目標や憧れになれるように」。準決、決勝とさらに勝ち星を重ねて、117期の青柳靖起以来の九州勢卒記チャンプに輝いてみせる。
