【ボートレース表彰式典】特別賞・西島義則/3000勝も5000連対も「まだ通過点」
これが2連単時代を長く生きてきた男の価値観だ。西島義則(63)=広島・49期=は昨年、史上5人目の3000勝と、さらに5000連対(2着以上を5000回)を達成したことが評価されての特別賞。
「5000連対は夢だった。そこを評価してもらえたのが一番うれしかった」
3連単時代の今では3着でも舟券の対象だが、2連単時代は当然ながら、3着では全く良しとされなかった。「エンジンが出ていなくても2着に入ることを目指してきた」。3着と2着では難易度は桁違い。その積み重ねに胸を張った。
還暦を過ぎ、大記録を達成しても、レースにも意欲にも衰えは一切見られない。「まだ通過点だと思っている。上を目指して頑張りたい」。積み重ねの日々はまだまだ何十年も続く。