【ボートレース表彰式典】最高勝率・峰竜太/「最強」を目指して不惑の挑戦
紛れもなく不滅の金字塔だろう。峰竜太(39)=佐賀・95期=が、2年連続9回目の最高勝率に輝いた。「(勝率のタイトルは)今回が最後かなとも思うけど、誰にも抜かれない記録を打ち立てられたと思う」。その言葉には誰もが同調。むしろ、自身がさらに回数を重ねる期待の方が大きい。
昨年のグランプリ(GP)に佐賀支部3人(後輩の宮地元輝と弟子の定松勇樹)で出場したことで、消えかけていた闘志に再び火が付いた。「以前の自分の夢も再燃したし、彼らのお手本になるレーサーでいたいなと思った」
それと同時に強く欲するのが「最強」の称号。「何度も勝率1位になって、9点に迫る勝率も取ってきた。でもGPで毒島(誠)さんの優勝を見て、最強ってそういうことだよな、もう一度そこを目指したいな、という気持ちが強く芽生えました」
年間タイトルを総なめにしたのは2020年のこと。不惑を迎える今年、あのときの強さを取り戻す。