競輪

【競輪】九州地区プロ 角令央奈が2年連続2冠 4キロ個人追い抜き、4キロ団体追い抜き

団体追い抜きを連覇した福岡チーム(左から原井博斗、角令央奈、橋本陸、上野恭哉)。角は4キロ個人追い抜きも連覇

【4キロ個人追い抜き】
①角令央奈(福岡)4分49秒976
②一丸尚伍(大分)4分53秒227
③坂田康季(佐賀)4分58秒700

【4キロ団体追い抜き】
①福岡(上野恭哉、原井博斗、橋本陸、角令央奈)4分39秒860
②熊本(兼本将太、松本憲斗、曽我圭佑、半田誠)4分41秒556
③大分(高橋優斗、高橋綜一郎、長松大祐、長松空吾)4分49秒885

 37歳の角令央奈が2年連続で2冠に輝いた。雨が降りしきる悪コンディションだったが、中長距離界のスペシャリストには関係なかった。

 まずは4キロ個人追い抜き。前の組では、4キロ団体追い抜きの世界大会で活躍したことのある一丸尚伍が初参戦し、4分41秒台の好タイムをマーク。「昨年は5周目から勝てそうな感じだったけど、今年はしっかり走った」。道中はその昨年より早いラップを刻むと、9周目で昨年2位の石川航大を追い抜いて、4分39秒台でゴールを迎えた。

 団体追い抜きでも、持ち味の無尽蔵なスタミナを発揮。福岡勢の連覇に大きく貢献した。「今年はA級で寛仁親王牌(10月に開催)を逃した」。福岡チームの一員で全プロも優勝して親王牌出場の権利を得たが、S級ではなかったため出場はできなかった。「競輪も頑張っていきたい」。来期(来年1~6月)はS級に返り咲くが、来々期(来年7~12月)に適用となる今期の点数もS級点に達する見込みで、2014年以来の親王牌出場が見えている。「まずは親王牌に出て、他のGⅠも出られるように強くなりたい。37歳だけど若手の気持ちで頑張る」と競技と競輪の両立に意欲を示した。

■4キロ団体追い抜き・福岡チームの話
 上野恭哉「安定性が大事な競技。悪天候で危なかったけれど、優勝できてよかった。競輪も頑張っていきたい」
 原井博斗「途中で突風が吹いて怖かった。フラフラしてしまった…。来年も親王牌に出られるように、全プロも競輪も頑張る」
 橋本 陸「しっかり準備して全プロに臨みたい。チャンスがないわけではないので、S級に上がれるように頑張りたい」

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