池原杏(20)沖縄 ダッシュ力でレース動かす
池原杏(いけはら・あん)は、沖縄・北中城高の自転車競技部出身。中学ではテニスをしていたが、「ほかのスポーツもしてみたいと思っていました。父の影響でロードバイクに乗っていたので、自転車競技を始めました」。師匠の仲松勝太(沖縄・96期)や、〝沖縄の星〟伊藤颯馬(115期)の後輩に当たる。
沖縄のガールズ第1号、比嘉真梨代(114期)との出会いも大きかった。「お話を聞いて、ガールズケイリン選手としての生き方に魅力を感じました」。師匠や比嘉に指導を受けて、2回目の受験で養成所に合格した。
競走訓練ではなかなか勝てなかったが、「順位を気にせず、脚を使うレースを心がけました」。持ち前のダッシュ力を生かした、Sを取っての突っ張りや飛び付きが得意。「ただ体力がないので、飛び付いた後の脚が課題です」と強化すべき点も分かっている。
「自分でレースを動かしていける選手になりたい。自分の走りを見て、選手を目指すような影響力あるレースをしたい」。まずは優勝2回の比嘉に追い付くことが目標だ。
①2004年10月15日、20歳②沖縄県うるま市③北中城高④―⑤仲松勝太・96期⑥16位⑦12秒57、25秒82、37秒91⑧161.3、58.4、B

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2 | 岩元 杏奈(24)宮崎 就職後に決意固め卒記女王 |
3 | 成海 綾香(24)沖縄 鹿児島で培った脚力で勝負 |
4 | 池原 杏(20)沖縄 ダッシュ力でレース動かす |