生野優翔(23)大分 ロードのプロから方針転換
水泳、陸上、ラグビーなど、生野優翔(しょうの・ゆうと)は多くのスポーツに触れながら育った。だが一番楽しめたのは、自転車競技だった。
大分の日出総合高時代はアジア選手権のジュニア男子チームパーシュートで優勝するなど中長距離種目で好成績を挙げた。日大に進学しても、インカレの4キロチームパシュートで優勝するなど活躍は続いた。
「大学を出たらロードのプロになろうかと思っていた。でも大学の同期の邊見竜馬、林佳宗依、三浦生誠が競輪の養成所を受けると聞いて、自分もやってみようと思いました」。同期の3人と共に養成所で一年を過ごした。
「自分は中長距離出身。やはりダッシュ力が劣っていた」。師匠の阿部将大(大分・117期)は学生時代、ロードから短距離までこなした。「師匠に的確な助言をもらってみんなに追い付けたと思います」と高校の先輩でもある大分のエースに感謝。
近い目標は、「1年以内にS級に上がり、グレードレースで活躍したい」と早い出世をもくろむ。さらには「いつか師匠を超えられるように頑張ります」。28歳にしてGⅢ4Vと大活躍の師匠に実績で恩返しするつもりだ。
①2001年11月21日、23歳②大分県別府市③日出総合高―日大④別府⑤阿部将大・117期⑥37位⑦11秒05、22秒96、1分07秒56⑧178.1、79.5、B

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